ネイリスト検定(2級)の実技モデルをしてきました。
受験者の方は友人の娘さん。
本来のモデルさんが急きょダメになったとかで、「爪の形がちょうどいいからお願い!!」と頼まれたのが3週間前。
「そもそもネイル検定ってなんだ?」
「モデルって何をするんだ??」
ってとこから始まった素人主婦モデル。笑
そこから、せっせと手と爪のケアをし、練習を重ね(といっても4回くらいだけど)、ネイル検定に挑んでまいりました。
ネイル検定とは?
ネイリスト検定とは?
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が主催する、正しい技術と知識の向上を目的とした、実践に役立つ検定試験です。1997年よりスタートしており、ネイル技術に関する資格として最も歴史と実績がある試験です。
(引用元:日本ネイリスト協会)
3級から1級まであり、それぞれ筆記と検定試験がありまして、今回受験したのはネイリスト検定2級の技能検定試験。いわゆる実技試験ってやつです。
ちなみに、ネイル検定2級は「サロンに出て通用するレベル」
ネイルサロンに就職するにも、サロンを開業するにも必須の資格なんだとか。
この度お友だちの娘さんが受験するとのことで、ネイルモデルデビューです。
ネイル検定モデルの条件とは?
ネイル検定のモデルの基本的な条件は2つだけ。
【ネイル検定モデルの条件】
- 15歳以上であること(男女不問)
- 爪及び爪周りの皮膚に疾患が認められないこと
実際にモデルをするとなると、イクステンションとリペアは2本までとか、過度な処理をしていないなどがありますが、基本的にはこの2つを満たしていればOKです。
ですが、ネイル検定向きの爪、ネイル検定に合格しやすい爪の条件となると、ちょっと増えます。
【合格しやすいモデルの爪の条件】
やはりもともと綺麗な爪をしている方が仕上がりが美しく見えるため、形がいい爪の方が有利なんだとか。
私はありがたいことに縦長の爪。
また、ネイルはとても好きなのですが、茶道をしている関係もあって、今は全くネイルをしていません。
取ったり付けたりしないため、ネイルポリッシュやリムーバーの刺激もなく、元気元気。笑
特に最近美爪を作るサプリ『Glam(グラム)』を飲んでいるため、色も綺麗。割れもせず欠けもせず、えらく丈夫な爪になっています。
指が若干そり気味なのが気になる所ですが、時間の融通も利くということで、頼まれました。
ネイル検定モデルの心得!私が気をつけたこと
引き受けたからには全力で挑む!!
ということで、まず気をつけたのは、手、特に爪に負担をかけないことと、流れを覚えることです。
●家事の時は手袋をする
爪が丈夫とはいえ、引っかけたりして剝がしちゃったら大変。
ですが、主婦なので、家事をサボるわけにはいきません。
そこで、水仕事の時はビニール手袋、それ以外の家事は布手袋をして過ごしました。
パソコンを打つ時も要注意!少し伸びた爪に負担がかからないよう、布手袋をしてカタカタやってました。
とりあえず、草むしりはお休みで!笑
●ネイルケアもできるハンドクリームをこまめに塗る
爪だけではなく、手のケアも大事。
全体的に綺麗に見えた方がいいかなと思い、いつも以上にこまめにハンドクリームを塗りました。
本当ならネイルオイルとハンドクリームを使った方がいいんだけど、さすがに面倒くさい(笑)ため、爪のケアでもできるハンドクリームを使っています。
キューティクルオイルも配合。
さらに、手のシワケアや美白ケアもできるハンドクリーム。
コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア
Amazonなどはもちろん、ドラッグストアでも気軽に買えるやつです。それほどお値段もしませんので、ヌリヌリヌリヌリ、塗りまくってます。
ちょっとべたつくので、塗った後に手袋すればばっちり!
●ネイル検定受験者さんの動きをしっかり見る
ネイル検定2級は、爪のケアを35分、ネイルを55分。合計1時間半の長い試験です。
練習になると何度もこの流れを繰り返します。
ぼけーっと過ごすこともできますが、私は流れを全部覚える!くらいの勢いで受験者さんの動きを見ていました。
ま、やったことない、見たことないものがほとんどで、おもしろかったってのもあるんだけどね。
「ネイリストさんがモデルになる」とか、「ネイル検定受験者同士でモデルのやりあいっこをする」という場合は、専門的な知識もあるでしょうが、私は全くの素人なので、最初は何をしているかさっぱり分かりませんでした。
化粧品検定1級を持っているので(化粧品検定についてはこちら)、爪の構造や、爪の形、ネイルポリッシュの成分などについては知識はあるんだけど、ケア方法や道具、細かい点についてはハテ?
「ねー、何それ?」
「今やったの、なに?」
アレナニ?コレナニ?・・・うるさい。笑
でも、流れが分かっていると、手をどのように動かせばいいか、右手と左手のバランスはどうすればいいか、など分かってきますし、万が一、万が一ですよ?間違えそうになれば「違うんじゃない?」って言えますし。
分からないより、分かっている方が絶対にいいです。
実際の試験では受験者・モデル共に一切しゃべってはいけません。
モデルが誘導してもダメです。
ですが、流れを分かっているのといないのとでは、動き方が全然違ってきますからね。
次はこうした方がやりやすいかな?
この指は邪魔になるかな??
などとやっていると、練習も含め、1時間半は毎回あっという間でした。
実際、本番で受験者さんが緊張して間違えそうになり、私の指の動きで「あっ!そうだった!!」と気づいたんだそう。覚えててよかった。笑
●検定試験中は姿勢にも気をつける
ネイルは細かい作業のため、受験者さんは爪をみるためにどうしても前かがみになってしまいます。
その状態で、ネイルモデルも一緒に前かがみになっているとどうなるか・・・
優雅じゃない!!
「ネイルサロンでくつろぐ優雅なマダム」気分で、姿勢を正して座っておりました。
ネイルサロンなんて言ったことないけど。笑
ネイル検定モデルで大変だったこと
基本的には楽しくネイルモデル体験をしていましたが、大変だったのは受験前日と本番の時。
ネイル検定はネイルポリッシュを落とすところから始めるため、前日にネイルを塗っておかなくてはいけません。
少々傷がついても、まぁいいでしょう。とのことですが、そりゃやっぱり印象的にもきれいな方がいい!
出かける前にご飯の準備も済ませ、ネイルポリッシュを塗った後はネイルカバーを付け、とにかく何も触らないように過ごしました。
ネイルポリッシュって完全に乾くまで24時間くらいかかるらしいよ。
お風呂もギリギリ遅くに入ってね。
大事な検定試験を私が台無しにしてはいけない・・・と、この日はちょっとドチドチでした。
そして本番。
私語はもちろん禁止。
ネイル検定モデルは、説明から試験、審査まで含めると2時間半ほど動くことができません。
試験自体はまだ練習と同じだからいいとして、終わった後の審査が長かったー!
モデルさんはどこも触らないで。
じっとしてて。
と言われて、手を前に出してとにかくじーーーーっと。
「頭がかゆくなったらどうしよう」
「顔がかゆくなったらどうしよう」
「なんか飛んで来たらどうしよう」
「笑いそうになったらどうしよう」
「・・・・・・ヒマ」
いろいろ、がんばりました。笑
ネイル検定モデルをしてみて
手のケアは気をつけていましたが、爪のケアは初めてのこと。
甘皮処理や爪やすりでのケアなど、勉強になることもたくさんあり、貴重な体験をしたなと感じています。
ネイル検定を受けるのはお友だちの娘さん、ということで、ほぼ初のご対面。彼女もいろいろやりにくかっただろうな、とは思いますが、女の子と触れあえて、私はとても楽しかったです。
茶道をしているとなかなかネイルポリッシュを塗ることはできないけど、爪やすりを使ったり、磨いてピカピカにしてみたり。できることはたくさんあるな、と。
とりあえず、爪やすり使ってみるか!と買ってきたところ・・・翌朝。
ねぇ?
使ったの誰!?
犯人は美容にやたら興味がある長男。もぉ・・・!!
追記:無事合格!!
試験から1ヶ月。
無事、ネイル検定2級に合格したそうです。
よかったよかった。
おめでとう!!
コメント
ネイル検定!
そう言えば、大型ショッピングセンター内にネイル専門店が以前ありましたが
今は撤退しています。どこかに移転??
うちまるさん
こんにちは^^
ネイルサロンにも行ったことがないので、
ケアとか付け爪?とか、
初めてのことだらけですごく楽しかったです。