ずっと憧れていた『南部鉄瓶』をお迎えしました!
茶名のお祝いに夫からプレゼントしてもらいました♪
南部鉄器の鉄瓶を、いつか使ってみたいなぁと思いつつ、扱いが難しそうだし、錆びたら困るし、沸かすのに時間がかかりそうだし。。。と、なかなか手を出せずにいたんですよね。
でも茶名をいただいた機会に、「えいっ!!」とお迎え。
「えいっ!!」としたのは夫だけど。笑
実際に使ってみたら、さほど手もかからず、扱いも簡単。何よりお白湯のおいしさに家族全員(息子たちまで)がとりこになっています。
南部鉄器・南部鉄瓶とは?
「南部鉄器」とは、岩手県の盛岡市と奥州市でつくられる伝統工芸品で、南部藩で作られていたことから「南部鉄器」という名前が付けられたんだそう。
鉄を鋳型に流して形をつくる鉄鋳物で、主に茶釜や急須、鉄瓶や鍋のなどの生活雑器が作られています。
鉄製ではありますが、「南部鉄瓶に金気なし」と称されるほど鉄臭さがなく、沸かしたお湯でお茶を淹れるとまろやかな味わいになるのが特徴。
サビにくく、丈夫なので、きちんとお手入れをすれば、まさに「一生もの」として使える製品なんですよ。
南部鉄瓶の本物と偽物の見分け方
伝統工芸品と量産品の違い
南部鉄器には伝統工芸品と量産品があります。
伝統工芸品とは、職人の技能を活かした手作り度の高い南部鉄瓶のこと。
鋳型(焼型)を職人が手作りしているため、細部を見ると1つとして同じものがありません。
また、職人技により鉄を薄く作っていますので軽量です。
それに対して量産品とは、鋳型を簡単に製造したもの。
原型に砂をプレスして鋳型(生型)を簡単に作り、寸分違わず同じものが作られます。
工程上、鉄を薄くできないので伝統工芸品とくらべて重いのですが、底に厚みがあるためIHに向いています。
伝統工芸品 | 量産品 |
|
|
本物と偽物の違い
インターネットも普及していますので、いろいろなメーカーのものが手に入る時代。
とても便利なのですが、中には偽物(南部鉄瓶ではないもの)もありますので、注意が必要です。
南部鉄瓶と言われるのは、伝統工芸品・量産品を問わず、岩手で作られたものだけ。
岩手産の表記がないものや、お値段が破格(安価)なものは偽物の可能性が高いようですね。
ちなみに伝統工芸品ですと、数万~数十万、量産品でも1~2万円はしますので、あまりにもお安いものは避けた方が無難です。
本物の南部鉄瓶は「孫の代まで使える」というくらい長持ちするものです。
多少値は張りますが、やはり信頼できるメーカーで本物を買いたいですね。
南部鉄器の老舗で有名なのが「IWACHU(岩鋳)」「OIGEN(及源)」「及富(オイトミ)」あたりです。
私が選んだのはOIGENの南部鉄瓶
さて私は、IHで使いたいことと、1点ものじゃなくてもいい、ということ。そして見た目も大事!!ってことで、OIGEN(及源)の東雲小菊(1リットル) を選びました。
まずは安心の老舗メーカー。
あまり重くなっても困るので、1リットル程度。そしてIHで使えること。
蓋を開けて沸かすので、持ち手が熱くならないように倒れること。
- 老舗メーカー
- 1リットル程度
- 弦が倒れる
- 可愛い模様
- IHで使える
これらを踏まえて選んだ、わが家の鉄瓶です。
縁起のいい東雲亀甲模様 とめちゃめちゃ悩みましたが、小菊のかわいらしさに惹かれてこちらにしました。
南部鉄瓶使ってみたよ
では、ドキドキしながら、鉄瓶生活スタートです!
南部鉄瓶の使いはじめ
まずは錆びないように、湯垢を付けるためミネラルウォーターを3回沸かしましょう。
ま、20分ほどグツグツして、捨てて、また入れてグツグツして・・・でOK。
南部鉄瓶でのお白湯の作り方
いよいよ、お白湯作り。
お湯を入れて蓋をし、始めは弱火、少ししたら中火(弱)にして沸騰させ、沸騰したら蓋を開けて10分間沸騰させ続けます。
シューっと湧いてきて、ポコポコと泡が出てくるのが何とも味わい深くて。。。
毎回じーっと見入ってしまいます。笑
10分間沸騰させたら、お白湯のできあがり。
鉄瓶で鉄分補給
南部鉄瓶で作ったお白湯はまろやかでとてもおいしい。
保温ポットに入れておくと、息子たちも「まじでうめぇな」と言いながら、しょっちゅう飲んでいます。
お味もまろやかでおいしい。体も温まるし。
そして鉄器ということで、鉄分補給にもおすすめなんだそうで。
南部鉄瓶で作るお白湯は1石3鳥!!
家族で飲むから1リットルなんてあっという間(笑)朝2回、夜1回作っています。
お茶やコーヒーもおいしくできる・・・ようですが、ちょっとよく分かりませんでした。笑
お白湯でじゅうぶんおいしいから、お白湯ばかり飲んでます。
南部鉄瓶の使い方で気を付けるポイント
扱いが難しいと言われる南部鉄瓶ですが、実際に使ってみて、さほど難しさを感じることはありませんでした。
気を付けるポイントは1つだけ。
水気を残さないこと
お湯が沸いたら、そのままにせず、すぐに使い切りましょう。
1リットルをすぐに使いきるのは無理なので、わが家ではサーモスの保温ポット に移しています。
これでずっと熱々のお白湯を楽しめる!
お湯を移した後は、蓋を開けてIH上に放置しておくと、予熱でどんどん乾いていきます。
コンロも熱いし、鉄瓶自体も熱いのであっという間に乾きますが、一応毎回「ちゃんと乾いたかな?」の確認を忘れずに。
万が一乾いてなかったら、10秒~20秒ほど加熱して乾かしましょう。
蓋も軽く拭いて、上を向けて置いおくと乾くよ!
南部鉄瓶生活を楽しもう
かわいいかわいい、わが家の鉄瓶。
使うにつれて、内側に湯垢がだんだん育ってきて、さらにまろやかにおいしくなるんだそう。
ちらほら斑点のようなものがありますが、まだまだひよっこですね。笑
錆びないためには、毎日使うことが大切。(その都度、水気も乾かして)
しまい込まず、炊飯釜やお気に入りの水出しコーヒーセットと並べて、楽しんでいます。
コメント
我が家も鉄瓶あります。日本茶をいるときに使いますが
アルミやステンレスと違いまろやかな味に。
昔は南部鉄のすき焼き鍋もあったのに
うちまるさん
こんにちは^^
やはり鉄瓶は味が違いますよね。
お白湯もおいしいし、
丁寧な暮らしをしているようで、気分も上がります♪