【裏千家茶道】立礼式(りゅうれい式)のお点前作法とは?

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裏千家茶道立礼のお点前御園棚

裏千家の茶道を習いはじめてから、3回目のビッグイベント。

 

2日間にわたって行われる立礼式のお茶席がありました。

 

習いはじめの一昨年はお運びのみ。

 

昨年からお点前をするようになりましたが、ドキドキだった初回よりも、少し落ち着いてできるようになり、今年のお茶会も無事終了です。

 

 

 

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裏千家立礼点前とは

 

お茶会といってもお寺など大きなところでするのではなく、公民館で行われるお茶会ですので、お茶を習っていない方ももちろん、いろんな方が来られます。

 

みなさんが飲みやすいようにと、立礼(椅子に座った状態)でのお茶席。

 

立礼(「りゅうれい」と読みます)でのお点前とは、棚に水差しや釜、替え茶碗まですべてセットしてあり、椅子に座ったまま行うお点前のことです。

 

足が悪い方でもしやすいですし、和室がなくても大丈夫。

外国の方にも受け入れやすいですよね。

 

丸や四角、つながっていたりいなかったりなどなど、立礼棚にもいろいろあるようですが、ちなみに↓これは『淡々斎好みの御園棚(みそのだな)』

 

裏千家茶道立礼のお点前御園棚

 

四角くて、風炉と水差しや替え茶碗を置く棚が板でつながれています。

 

 

ピンクがわたし(亭主:お茶を点てる人)、ブルーがお友達(半東:説明したり運んだりする人)

 

立礼点前は、点てる私たちもお客さんも座ったままできるので、とても楽なんです。

 

足がしびれる心配もないからね。笑

外国の方やお年寄りでも安心なの。

 

by カエレバ

 

 

肝心のお点前。昨年は「間違えたらどうしよう・・・」「上手にできるかな?」とドッキドキでしたが、今年は「ま、間違えても誰も気づかんだろう!」ってな感じ。

 

お客さまはお茶を知らない方がほとんどなので、「間違えた!!」って顔さえしなければ大丈夫さ(!?)と顔に集中して頑張りました。

 

着物着たり、お茶に詳しそうな方が来られたら、お姉さま方にやってもらうし。

 

平常心でやると案外大丈夫。間違えないんだけど。

 

それにしても、この紅白幕・・・

「食い倒れ太郎みたいやな」byパパ

 

なんちゅーことを。

 

 

裏千家立礼のお点前方法

 

ざっとですが、お点前の流れを。

 

基本は薄茶点前と同じですが、ちょっとずつ置く位置が変わります。

 

お茶椀も建水もすべてセットされていますので、何も持って出ません。

 

そのまま出て、椅子に座ってスタートです。

 

・茶碗を右手(4時半くらい)で取り、左(9時)右(3時)と持ち替えて正面に置く

・棗を茶碗の前に置く

・袱紗をさばいて、棗を清め、元茶碗のあったくらいの位置に置く

・茶筅を棗の右隣に置く

・袱紗をさばき、茶杓を清めて、棗の上に置く

・茶碗を手前に寄せる

・袱紗を茶碗の右に仮置き

・柄杓を左手で取り、上へ上へと持ち替えて鏡柄杓

・右手で蓋置を手前に寄せて、袱紗で釜の蓋を取る

・袱紗を左端に置く

・茶巾を釜のふたの上に出す

・柄杓でお湯を組み、茶わんに入れて茶筅通し

・お湯を捨てて、茶巾で拭く

・茶杓を取り、お茶を茶碗に入れる

 

本来はここで「お菓子をどうぞ」と言いますが、人数が多い場合は、もう少し早めに亭主が「お菓子をお取り回しください」と言います。

 

・水差しのふたを右手であける

・お湯を入れてお茶を点てる

・板の左半分くらいのところに、お茶を出す

・亭主または半東がお茶を運ぶ

・正客が一口飲まれたら、袱紗を腰につける

・少し挨拶をして、替え茶椀を取る

・お湯を入れ、捨てて拭き、お茶を点てる

・同様にして出す

・次客が一口飲まれたら、終い茶碗を出し、一礼

・水を入れて、引き柄杓をして、茶筅通し

・水を捨てて、茶巾を入れ、正面に置く

・茶筅を入れ、茶杓を取る

(建水は動かしても動かさなくてもOK)

・茶杓を持ったまま袱紗をさばいて、茶杓を清める

・茶杓を茶碗に置き、袱紗をはたいて腰につける

・棗を少し右に寄せ、茶わんを三手で棗の左隣に置く

・柄杓を取り、水を釜に入れて湯返しをする

・柄杓を構え、右手で釜の蓋を閉める

・右手で蓋置を奥に置き換え、下へ下へと持ち替えて、柄杓を置く

・水差しの蓋を閉める

・拝見のあいさつを受ける

・茶碗を右手で取り、左右と持ち替えて、左手前に置く

・棗を正面に置く

・袱紗をさばいて清め、左奥に出す

・茶杓を棗の右隣に出す

・建水を持って帰る

・茶碗を持って帰る

・亭主または半東が、主茶碗と次茶碗を茶杓の横に並べる

・建水を持って来て、元あった場所に置く

・2人そろって一礼

 

・・・多分こんな感じです。

違ってたら、また手直しします。笑

 

 

こちらに立礼式のお点前を写真付きで詳しく載せています。

 

>>>御園棚を使った立礼点前のやり方(ミッチとしずばぁばのお茶談義)

 

用意するお道具、水屋仕事、お点前の流れまで詳しくご紹介していますので、合わせてご覧くださいね。

 

 

 

 

今年のお茶菓子は「公孫樹」

 

今年は講座生の人数が少なかったため、何かと大忙しだったのですが、お客さまの少ない時を見計らって、お姉さま方のお点前を拝見。

 

お茶も和菓子もおいしくいただきました。

 

裏千家茶道の和菓子公孫樹

 

 

今年のお菓子は『公孫樹(こうそんじゅ)』

イチョウをイメージした和菓子です。

 

これがめちゃめちゃおいしくて。

 

「おいしい和菓子が食べたくて、おいしい抹茶が飲みたくて、お茶を始めたんだよな~」と初心に戻ったり。笑

 

ゆっくり食べてたらお客さまが増えてきて、大慌てで自らお茶碗下げつつ退散!!ってなこともありましたが。

 

着物もだいぶ着慣れましたし、お茶のことも少しずつ分かっては来たのですが、やはり2日間朝からずっと、となるとやっぱり疲れました。

 

へろへろーよれよれー

 

さて、次回のお稽古からは「風炉」が終わり、「炉」になります。

炉開きもしなくてはいけません。
(役員だから準備がいるの)

 

お点前もせっかく覚えたけど、またちょっと違うものになります。

 

またがんばるべ!!

 

絶対というわけではありませんが、やはり茶道は着物でする方がいいです。

というわけで、毎回せっせと着付けして行っています。

 

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着物を着ることのメリットについてまとめてみましたので、お時間のある時にご覧くださいね。

 

コメント

  1. 以前、私は表を学んだことがあります。
    今はもう完璧に忘れました。。。

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